和+シンプルモダン

欄間など和のテイストとシンプルモダンなインテリアをひとつの空間でミックスするのは、なかなか難易度が高いですね。

こちらの案件はリフォームで全てを改築すると予算超過になるので、一部分は和を残しました。結果、LDKに和のインテリアが隣接しています。

え!という感じですが、リフォームですので、これも面白みになっているかと。

ですが新築であえてこういうミックスインテリアは、他の家具や雑貨選びの難易度がものすごく上がります。

 

LDK部分

 

●既存の和の部分

 

●和の部分からLDK

 

右手がシンプルモダンなLDK、左手が既存の和の部分。

 

●玄関部分。ガラッと改築したのでシンプルモダンになってます。

 

キッチンとダイニングの位置関係

キッチンとダイニングの位置関係はLDKのプランはもちろんの事、その他の家全体のプランニングにも大きく影響をあたえますので、こだわりがある場合は早めに決定するのがお薦めです。

 

まずはいろんな形がありますが、ツートップは対面型と横並び型です。

 

 

ちょっと前は、対面するタイプが一番多かったですが、最近は横並びタイプが増えてま

す。

 

理由は、、、お皿を並べて盛り付けたり、出来上がったお料理を運んだり、使い終わった食器をさげたりする時に動線が短くすむメリットが大人気のようです。

 

確かにとても合理的な配置ですよね。

 

デメリットは、キッチンのシンク内やカウンター、レンジまでの距離が近いので、食事をする際に、そのあたりの散らかりや洗剤やスポンジなどの生活感がどうしても目に入ってしまう事。場合によってはゴミ箱などもすぐ近くにある事に。

 

対面型と横並び型、それぞれにメリットデメリットありますので、ご家族の好みや何を優先して暮らしたいか?をよく考えて選んでいくとよいかと思います。

今までの設計実例、キッチンとダイニングの位置関係のわかる写真を合計18邸、ご紹介します。

 

【キッチンダイニング横並びタイプ】

 

①I型キッチン

 

②セパレート(Ⅱ列型)キッチン

 

③I型キッチン

 

④セパレート(Ⅱ列型)キッチン

 

⑤I型キッチン

 

⑥セパレート(Ⅱ列型)キッチン

 

⑦I型キッチン

 

⑧I型キッチン

 

⑨I型キッチン

 

【キッチンダイニング対面タイプ】

①I型キッチン

 

②セパレート(Ⅱ列型)キッチン

 

③I型キッチン

 

④I型キッチン

 

⑤I型キッチン

 

⑥I型キッチン

 

⑦セパレート(Ⅱ列型)キッチン

 

⑧セパレート(Ⅱ列型)キッチン

 

⑨I型キッチン

 

設計実例紹介 vol7

【庭とデッキ&和室のあるLDK、家事動線充実の住まい】

◎間口9mの敷地に必要なモノをギュギュっとまとめました。

◎外観はモノトーンに木のあたたかみをプラスして、ロングライフデザインに。

◎シンプルナチュラルなインテリアをベースに小さなワクワクが詰まった北欧モダンテイストの住まいです。

◎生活動線は、帰宅した際の流れや家事作業の効率を両立させた、小さなお子さんのいる共働きご家族がストレスなく暮らせるように配慮しました。

 

//// 平面プラン ////

敷地面積 232.09㎡(70.20坪)

延床面積 130.83㎡(39.57坪)

 

//// 完成写真 ////

外壁にはコスパとメンテナンス性が高い黒のガリバリウムをメインに採用しましたが玄関廻りの白い塗装壁と小さな木塀と木の窓枠をポイントにして明るくナチュラルな雰囲気に。

 

 

ポーチの天井は羽目板張り。玄関ドアの奥の面格子のついた窓はランドリールーム。

玄関はコンパクトですが右手の壁一面が収納になっています。

正面の壁にはニッチを設けてお気に入りコーナーに。

 

LDK。奥に和室。天井の梁や床の無垢フローリングナチュラルで明るいイメージを。

シンプルナチュラルなインテリアをベースにしましたが、塗装したドア、キッチンカウンターのモザイクタイル、既製品の収納扉の取っ手だけ変える、などなどコストをかけずに小さなワクワクが詰まった北欧モダンテイストの住まいです

 

ソファの前を広々させたいとのご要望にお応えするために、購入予定のソファがくぼみにちょうどに納まるように計画。「ムーミン色」に塗装仕上げしたドアのガラスは施主がネットで見つけたアンティークガラス。ストライプのアクセントクロスは輸入クロスで国産には無いニュアンスカラー

 

 

キッチン腰壁のニッチにペンダント照明とリンクさせたブルーグレーのモザイクタイルでクラフト感をだして雑貨のディスプレイ場所に。

またダイニングから手を伸ばしやすいので、テーブル上に置きっぱなしになりがちな、塩コショウなど調味料やメガネやティッシュBOXなど置いても良いですね。

 

キッチン背面の収納は、ぱっとみると全て造作家具に見えますが、実はカウンターと吊戸棚だけ工務店さんにお願いして、手持ちの食器棚の下の部分だけを切り離して再利用しました。

上手くなじんでいますね。コスト削減、SDGsとお洒落に機能的に、の両立です。

 

 

普段は茶の間としても使う奥の和室。シンプルなグレーの越前和紙を張った扉や琉球畳でモダンに設えて、LDKの雰囲気と違和感が無いように。

 

 

キッチン右手に階段登り口、奥に洗面室、浴室、ファミリークローゼット、ランドリールーム、WCが連続しています。

シンプルな造作洗面室。左隣に天井までの収納を備えています。

南面のウッドデッキまで床が連続して広々と。木塀の向こうにシンボルツリーの緑が癒されます。

2階は主寝室とクローゼットと子供室。子供室は今は黄色い壁でゆるく分けています。ここに子どもの成長や好みに合わせて無印の収納棚やハンガーを置く計画で扉はあえてつけていません。子どもって扉を付けるるとぐちゃぐちゃになるだけで。。。笑。かくしたければカーテンでもいいかと。コストにもなります。
男の子と女の子なのでドアは二つ。

 

休日の子どものいる風景。

ええ、こうなります。

 

TVボードの代わりに長いカウンターがあると、おもちゃ箱など形が揃ってなくてもなんとなく整った感じがしますのでとっても便利。

子どもに自分でお片付けしてもらうにも、扉なしのこういったスタイルの方が使いやすそうです。

TVカウンターの手前に設けた白い収納は扉はメーカー製の既製品ですが、木の取っ手に付け替えて、隣においたチェストなどと雰囲気が合うようにしました。実は和室の和紙張りの扉にも採用しています。

とても小さな部分ですし大きな費用がかかるわけではありませんが、こういったところの配慮や統一感に気をつけると、なんとなく素敵な我が家、に感じていただけるかな?と思っています。

 

設計実例紹介 vol6

【建て込んだエリアでも工夫次第で明るい住まいに】

 

◎建て替え前の家(ご主人の実家が建っていた)は5階建てマンションなど周囲の高い建物に囲まれ、ジメジメして昼間でも暗かった。

◎トップライトを設けて、太陽の明るさがいちにち中吹き抜けを介して家のすみずみまで廻るように。
◎ガレージスペース奥に南の小さな庭を設けて外に向けて視線が抜け、シンボルツリーが季節感を届けます。

◎和モダンのおだやかで落ち着いたインテリアでゆったり暮らせるように。

◎床に座って寛ぎたいとのご要望をかなえるために、あえてソファを置かない和リビングに。

◎小さな敷地にフィットするように1階はLDKと水廻りのみの総二階のコンパクトな間取りに。コストも抑えられるよい効果も。

 

//// 完成写真 ////

 

吹き抜けから明るい光が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

設計実例紹介 vol5

【両親と同じ敷地で暮らす住まい】

 

//// プレゼンテーション ////

◎道路からの外観は落ち着いた和モダンのファサード

◎前庭、南庭、中庭の3つの庭に囲まれた明るくて風通しのよい住まい。

◎中庭は同じ敷地内の両親の家と共有しています。

◎お互いにプライバシーを守りながら、ゆるやかにコミュニケーションがとれるプランです。

◎帰宅動線、家事動線、収納計画に十分に配慮して暮らしやすく。

 

 

 

設計実例紹介 vol4

【忙しい子育て世代のための家事動線良し、眺め良しの住まい】

 

////最初のプレゼンテーション////

 

 

◎ビルトインガレージとL型の建物で中庭を挟んで道路からの視線が入らないように配慮。そうする事でカーテンを開けたままでLDKにいても大丈夫。落ち着いて過ごせます。

 

◎グルっと廻れるキッチンを中心に家事や収納にまつわるあらゆる動線に回遊性をもたせました。子育て+フルタイム共働きで忙しくてもご家族みんなが協力してストレスなく暮らせます。

 

LDKには「南面の中庭に面したベンチ付きの掃き出し窓」と「北面の川辺に面した木製窓」の2つの窓を設けることで、季節や空の色の変化を眺めながらゆっくり過ごせる空間になりました。どんなカフェよりも寛げるかも。

 

◎ご要望があった「書斎」と「小上がり畳コーナー」はLDKの西側に配置。散らかりがちなこういう場所は引き戸やロールスクリーンで隠せるようにするとLDKの心地よさが保ちやすいです。

 

////完成写真////

 

玄関土間の右手からシューズクローク→ファミリークローゼット→キッチンと洗面コーナーと連続していて、帰宅動線に配慮しました。

 

LDKに続く廊下はお仕事柄たくさんの専門書をお持ちのご主人さまの本棚を。

反対側の中庭の地窓は、玄関のお客さまにLDKの気配が伝わらないように。

 

 

キッチンのパントリー側からファミリークローゼットとシューズクローク。

 

 

キッチンはグルっと廻りこめる配置ですが、シンプルな国産メーカーのステンレスカウンターのI型キッチンにミーレの食器洗い乾燥機を組み込んで機能性優先に。キッチン脇のオープン収納はサッと取り出せて使いやすいと好評です。

 

 

 

掃き出しサッシの下の幅広ベンチはTVボードや収納(子どもの絵本やおもちゃや雑貨)兼用です。庭側のデッキにも下りやすくなって家の中と外のつながり感がより感じやすくなります。

 

隠したい時はロールスクリーンを下ろします。

普段は子ども遊び場所、お昼寝場所。

今は子どもが小さいので家族全員でここで就寝しているそう(LDKの床暖房で暖かいのも理由だそうです)

お料理好きな背の高いご主人さまに合わせて、キッチン背面の収納兼作業カウンターは高めに設定。

 

キッチン背面の収納。奥に洗面コーナー

 

造作の洗面コーナー。右手の収納もお揃いの素材の扉でスッキリと。奥に見えるのは勝手口とサンルーム。右手脇からキッチンに廻りこめます。

 

リビングの北面の川辺の窓は木製窓。植えた桜の木が大きくなったらお花見の予定。

脇の引き戸を開けると2階への階段が登場。



 

 

 

 

設計実例紹介 vol3

/// 郊外の実家敷地内に既存の古家を取り壊した場所に子世帯の住まいを新築 ///

【0146 ふたつの書斎のある家】

1階キッチン横に妻の書斎。2階吹き抜け横に夫の書斎。

実家の既存庭を活かしながらプライバシーに配慮した4人家族の住まいです。

※完成写真を撮るタイミングが合わず、スナップ写真や記録写真しかありません。すみませんm(__)m

 

【ファーストプレゼンの平面計画図】

近隣の方とのお付き合いが多いかと思われたので、玄関に立った近所の人から直接LDKや水廻りの生活感が伝わりにくいように、間に地窓のある小さな中庭を挟むプランです。

 

ご夫婦ふたりとも教職のお仕事なので、それぞれに小さな書斎を設けました。特に共働きでお忙しい子育て期の奥様の書斎は家事や子供への目配りと並行して使いやすいようにLDKと隣接させました。

【ファーストプレゼンのLDKのパース】

【ファーストプレゼンの外観パース】

玄関ホール

右手は幅2.5mの玄関収納。

左手は家族用のシューズインクローゼット。

正面の地窓の向こうは小さな中庭(現在は緑が見えるはず)その向こうに見えるのがLDKのサッシ。

家族用のシューズインクローゼット。

家族はこちらで靴を脱げば玄関ホールはいつもスッキリ(のはず)

玄関ホールの壁は珪藻土仕上げ。
職人さんの手仕事の質感が素敵。

キッチンはアイランドキッチンと造作収納家具で。

キッチンの南側は畳コーナー。

脇には幅の大きな収納です。

仏間を設けないお住まいなら、お仏壇を置いて普段は引き戸で隠すのも良いかと思います。

LDKにも本棚や家族共有のカウンター。

TV台の後ろが奥様の書斎。

壁の上部をあえて空けて家族の気配が伝わりやすいように。

2階の階段ホール&吹き抜け。

左手に見えるのがご主人様の書斎。

吹き抜け窓から見えるのは、敷地内のご実家の既存の庭

玄関と水廻りの間の通り抜けできるクローゼット。

クローゼット→洗面→脱衣室→浴室→サンルーム→外物干し用のテラス。途中からキッチンにも廻りこめます。
忙しい共働き世代の家事の効率化計画です。


外観です。

まだ工事中の写真ですみません。

こちらも工事中のアプローチと実家の既存の庭です。

 

模型をみながらの打合せ中の写真です。

黒が既存の建物

赤が新築建物

緑の部分が既存の庭です。